10代の頃THINKERSのユーザーだった若手起業家を紹介するこちらのシリーズ、久しぶりの更新です。
数日前に、電車の広告で「TOKYO STARTUP GATEWAY」を知りました。
「東京」から世界を変える若き起業家を輩出するスタートアップコンテストなのだそうです。
あと数日で今年度の募集締切なのですが、気軽にエントリーできそうな印象です。
ただ、そうは言っても、起業ってどういう感じなのか、よくわからないですよね。
というわけで引き続き、スキマバイトのマッチングサービス「タイミー」社長の小川嶺さんにフォーカスします。
先日、地元の焼き鳥屋さんで、夜遅くに食事しているとき、20代の店員さん同士が、
「なかなかシフト入れてもらえないんですよ~」
「タイミーやってる?」
「まだなんすよ~やってみようかな~」
と、目の前で話していました。
今やそのくらいに誰でも知っているサービスですが、もちろん最初から知名度があったわけではありません。
起業当時はどうだったのでしょうか?
決裁者マッチングアプリ「ONLYSTORY」を展開する株式会社オンリーストーリーのウェブサイトより。
「株式会社タイミー・小川 嶺様のインタビュー」は2018年10月20日のエントリですから、2017年8月の会社設立から1年2か月後です。
こちらの記事によると、「ワーカーとクライアントの時間をより豊かに」と、軸はまったくぶれていません。
「ドタキャンなどに対する施策」の「最終手段としては渋谷区と新宿区内でしたら、タイミーの社員が駆けつけます」というエピソードは、数日前の小川さんご自身のエントリ「駆け出しのスタートアップが壁にぶつかりながらも生き残れた理由」でも披露されていて、胸が熱くなりました!(行く人をじゃんけんで決めていたとは…)
それでは、起業前はどんな感じだったのでしょうか?
人事系メディア「HR NOTE」より。
「「3億円の資金調達でもまだまだ足りない」21歳大学生起業家が見据えるその先」(2019年1月10日)
「高校3年の11月あたりからインターンをはじめました。
Facebookでたまたまベンチャー企業のインターン募集の広告が流れてきて申し込んだんです。そこから3ヵ月半くらい、週5で1日8時間ぐらい無給で働きました。
まわりが卒業旅行とかいっている中もガムシャラに働いていましたね(笑)。
その後、大学入学前にインターンで学んだことを試したくて、飲食のサービスを立ち上げました。温かい手料理を食べたい一人暮らしの学生と、時間や食材が余っている専業主婦をマッチングしていくCtoCのサービスです。
会社を設立して展開していく予定だったのですが、一緒にやっていたメンバーが海外の大学に進学することになり、そこで結局、プロジェクトは終わってしまうことになります」
タイミーの前に、失敗を経験していることがわかります。
小川さんほどの起業家でも一度で成功するわけではない、と勇気がもらえますね。
なお、高3でインターンができるのは、立教新座高校から立教大学への内部進学が事実上決まっていたからです。
こういう時間の使い方ができるのは、大学付属高からの内部進学や、最近話題の年内入試のメリットだと思います。
それはさておき、高3でのインターンについて、学生のための情報発信メディア「ガクセイ基地」より。
「話題のサービス「タイミー」社長は大学3年生!?」(2018年11月23日)
「パソコンが無かったので、まず買えって言われて(笑)購入したあと、その企業のSNSアカウントを作り、フォロワー増やしから始めました。主催イベントを開いたり、集客マーケティングを行ったり。3ヶ月間無給だったのが辛かったですけど…」
小川さんにも、こんな修業時代があったんですね。
どうでしょうか、今のTHINKERSユーザーのみなさんに、起業がどんな感じか、少しは伝わったでしょうか?
THINKERS(シンカーズ)
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