新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

THINKERS代表の渡辺麻実です。


志賀高原で年越し初滑り・ウクライナの平和願い30人余りが滑走 公使も見守る 長野・山ノ内町
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea12bdd1b95c627b33a995faf5145414fc50d560

元日配信のこちらの記事に「(スキーヤーたちの)自己満足だ」というヤフコメがついていまして(今見たら削除されていました)、それでハッと思い出しました。

実は私も年末年始、志賀高原でスキーをしていたのですが、横手山とは別のスキー場で(志賀高原は大きいので、たくさんスキー場があるのです)お昼を食べていたとき、隣りのグループから、

「ビンディングの、あるパーツはほとんどがウクライナで作られているから、今、ビンディングは品薄だ」

というような話が聞こえてきたのです。


ビンディングは地味ではありますが、板とブーツをつなげる、スキーに欠かせない道具です。

ビンディングを新調できないということは、板を新調できないことを意味します。

趣味でスキーをしている人ならば、1シーズンくらい新しい板を我慢することはできるでしょうが、競技でやっている人には死活問題です。

さらに、考えたくないことですが、もし仮に戦闘状態が何年も続いたとしたら、(ビンディングの耐久年数を考えると)世界中の人が、趣味でスキーをすることすらできなくなり、世界中のスキー場やその周辺のホテルの経営が苦しくなり、スキーウェアやゴーグルが売れなくなり、列車や飛行機の乗客が減り、自家用車を手放す人も出るかもしれない…(スノーボードに乗り換える人もいるでしょうが)

そう考えていくと、スキーヤーや、スキーにかかわる仕事をしている人たちにとって、ウクライナの平和というのは、かなり切実な問題だということがわかります。

自分にかかわりがあるから平和を願うというのも、それはそれで自分勝手な考え方かもしれませんが、少なくとも、遠い国の不幸をひとごとのように眺めて、平和な場所でネタにして楽しんでいるわけではないのです。

自分事として、リアルに平和を願っているのです。

しかし、たまたま聞こえてきた話を思い出さなければ、私も記事を読んで、自己満足だと感じてしまったかもしれません…

ドキッとしました。


物事のつながりへの想像力を忘れず、今年も日々過ごしていきたいと思います。

昨年はじめたオンライン読書会が、あなたや私の想像力を鍛えてくれることを祈りつつ…


ご参考

12/31年越しは、横手山でウクライナ大使をお迎えして平和祈念滑走を❣️

https://yokoteyama2307.com/news/19060/


専門ショップのビンディング販売ページ

http://shop-papasu.com/shop-papasu-skibinding.html

「<2022-2023モデルについて重要なお知らせ>

新型コロナウイルスの影響とウクライナ情勢が大きく影響してスキー用品の輸入状況が非常に不透明となっております。

現実的には入荷数の減少、輸入時期の遅延、入荷予定商品のカットなどが起きる可能性が高い状況です。

既に入手できないスキー用品もございます。」



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